素ぜい化防止
当協議会の各社では、水素ぜい化による頭とび対策として以下の作業を実施しています。

(1)心部硬さをJIS B 1125より低めに規制して、より安全サイドの作業を行っています。
(2)電気めっき後は、特別問題のない用途以外、もろさ除去など(ベーキングなど)の適切な処置を行っています。
(3)必要に応じてISO 15330による水素ぜい化検出試験を行い万全を期しています。

耐食性
建設・建築用ドリルねじやドライウォールねじは建物パネルや内装クロス等の外観上のライフに合わせた耐食性を有することが必要になります。一般的に使われている表面処理やステンレス素材の表面改質(パシベイト)の塩水噴霧による耐食性データを以下に示しますので、用途に合わせて適正なものを選定することができます。
なお、塩水以外の腐食環境に適した防錆法などは、ねじメーカー各社にご相談下さい。

 

表面処理の種類とねじの表面処理別素材別耐食性
(ねじ単体の塩水噴霧試験による)
 
表面処理の名称
下地材(膜厚)
特徴
白錆
赤錆






ユニクロ
(光沢クロメート)

(5μm)
表面美麗、白色、光沢あり、コスト安い。
建築用ねじとして一般的に広く普及。
×
×〜△
クロメート
(有色クロメート)

(5μm)
黄色、光沢あり。ユニクロより耐食性良。
コスト安い。
△〜○
黒色クロメート

(5μm)
黒化剤として銀を使用。
耐食型はクロメートより若干耐食性が良い。
△〜○
グリーンクロメート
(オリーブ)

(5μm)
均一で光沢のある緑色被膜。
各種クロメートの中で耐食性はベスト。
△〜○
合金
めっき
ジンロイ-光沢クロメート-
Kコート(ステンコート処理)

(5μm)
Zn-Niの合金めっき(電気)に防錆コート(Kコート)を施す。
光沢クロメートはステンレス光沢で美麗。(ステンコート処理)
×〜△
ラスパート

(5μm)
電気亜鉛めっき下地に特殊セラミックコーティングを施す。
△〜○
ダクロタイズド

SUS410
亜鉛粉末とクロム酸を焼き付コーティングした複合被膜。
水素ぜい性破壊に対し、極めて安全である。
△〜○
すずめっき
SUS410
下地にNi、Cuめっきを施す。外観美麗。
コスト高い。
-
パシベイト
SUS304
硝酸処理による不動態化被膜の生成。
ステンレスの光沢を残し美麗。
-
注)発錆時間 ×:24〜100時間 △:100〜300時間 ○:400〜700時間 ◎:800時間以上

 


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